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- ノンバンク融資は“最後の砦”。銀行から見れば「信用力が弱い」「資金繰り管理が甘い」という負のシグナルになり得る
- 金利・手数料・担保条件など、銀行融資とは比較にならないハイコスト & ハイリスク
- それでも「今月 1,000 万円不足で資金ショート」という緊急局面なら、最低限おさえるべき 4 つのチェックポイントで被害を局限化
- 事前の資金繰り可視化 & 融資枠確保でノンバンクを回避した実例を紹介
- 本業に集中するために――ホンマル株式会社の社外 CFO / 資金調達サポートを活用し、“事後の百手”を回避
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特に、大口融資の調達においては、細かな計画や銀行への信頼性のアピールが不可欠です。
当社では、銀行融資審査のプロフェッショナルが、企業の財務状況や事業計画をしっかりと分析し、最適な形で銀行へアプローチするお手伝いをいたします。
第1章 そもそもノンバンクとは?——定義と銀行との根本的な違い

01|ノンバンクの定義
- 預金機能を持たず、貸付業務に特化した金融機関
- 代表例:ビジネスローン会社、リース会社、商工ローン、ファクタリング会社、クレジットカード会社のキャッシング部門 など
02|銀行とノンバンクの違い
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観点 | 銀行 | ノンバンク |
---|---|---|
資金源 | 預金(低コスト) | 社債・借入(高コスト) |
金利帯 | 0.5〜3.0%前後 | 8〜18%超が一般的 |
返済スパン | 3〜10年中心 | 6ヵ月〜3年中心 |
審査軸 | 財務三表・事業計画・担保評価 | 返済原資より担保・保証・手数料重視 |
審査スピード | 1〜8週間 | 最短即日〜1週間 |
結論:ノンバンクは「金利が高い」「条件が厳しい」代わりに「スピードが速い」だけ。
この“速さ”をどう捉えるかが経営判断の分水嶺になります。
過去の関連記事:【経営者必見】「事前の一手は、事後の百手に勝る」ーー元銀行員が語る“経営判断の質”を高める思考とは?
第2章 法人がノンバンクを使うべきではない3つの理由

01|金利・手数料が高すぎる
- 実質年率 10〜18%はザラ。
- 返済総額は銀行融資の 2〜3 倍になることも珍しくない。
- 返済不能に陥った際の遅延損害金も 20%近いケースがある。
02|資金繰りリスクが跳ね上がる
- 返済期間が短い=月々の元金返済負担が重い
- 「借り換え続けないと回らない」自転車操業化の典型ルート
03|銀行格付けに悪影響
- 銀行は信用情報(CRIN / CIC 等)でノンバンク借入を把握
- 「資金繰りが逼迫している」と評価され、追加融資が難化
- 結果、ますますノンバンク依存が進む負のスパイラルへ
第3章 それでも「今月 1,000 万円足りない!」時の“最低限守る 4 つのポイント”

ノンバンク利用は例外中の例外。この章は“どうしても”のバックストップです。
01|登録貸金業者か確認
- 金融庁/各都道府県の登録番号をサイト・契約書で必ずチェック
- 「登録貸金業者コード」を確認し、未登録業者は即除外
02|実質年率・遅延損害金を把握
- 表面金利だけでなく実質年率(手数料込)を算出
- 遅延損害金が 20%近い場合、延滞=破綻と覚悟する
03|借入期間は最短・金額は必要最小限
- 「当座をしのぐ分だけ」に徹する
- 余裕枠を含めて借りると、返済の重さが倍増
04|銀行への“事前相談”を忘れない
- 事後報告は信用毀損の致命打。
- ノンバンク利用が不可避になりそうな時点で、メインバンクに事情説明し、将来の借換えプランを共有しておく。
参考記事:銀行・信金に決算書を提出するときの注意点7選|資金繰り表・3年計画で“未来”も見せる
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第4章 “事前の一手”でノンバンクを回避した実例

〔実例は業種・金額を抽象化し、守秘義務に配慮してあります〕
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項目 | Before(相談前) | After(当社支援後) |
---|---|---|
資金繰り見通し | 月次管理なし、2週間先の資金不足をノンバンクで補填予定 | 6ヵ月ローリング資金繰り表を作成 |
調達手段 | ノンバンク 1,000 万円(実質年率 14%)を検討 | 銀行短期融資枠 3,000 万円確保(金利 1.5%) |
格付影響 | D ランク想定 | Cランク程度に改善 |
経営者の負担 | “1年で返済できるか”の不安大 | 余裕資金を確保し本業へ集中 |
参考記事:【徹底解説】銀行融資に特化した社外CFOサービスとは?メリットと導入の流れ)
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第5章 まとめ —— “社外 CFO”という選択肢

ノンバンク融資は「高コスト」かつ「銀行格付け悪化」を招く最終手段
- 緊急時にどうしても利用するなら、、、
- 登録業者チェック
- 実質年率確認
- 最短・最少借入
- 銀行への事前相談
しかし最重要なのは、“事前の一手”でノンバンク自体を回避すること
ホンマル株式会社では
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