【2026年】融資が通る会社・落ちる会社の分かれ目(金利上昇)|元銀行審査官が解説

【2026年】融資が通る会社・落ちる会社の分かれ目(金利上昇)|元銀行審査官が解説

融資【2026年】融資が通る会社・落ちる会社の分かれ目(金利上昇)|元銀行審査官が解説
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代表|村松

こんにちは。
ホンマル株式会社の代表・村松です。

私は元銀行の本部審査部門で2,000社以上の融資審査に携わった後、
現在は主に中小企業・中堅企業向けに融資調達や財務戦略のサポート、財務顧問(社外CFO)を行っています。

2026年、銀行融資の現場は「金利上昇」をきっかけに、“通る会社”と“落ちる会社”の差がハッキリ出やすい局面に入っています。
ニュースで「金利が上がった」は見ても、経営者として一番気になるのはここですよね。

  • 自分の会社の融資は、どう変わるのか?
  • 何を準備しておけばいいのか?
  • 逆に、何をやると落ちるのか?(地雷)

この記事では、元銀行審査官の目線で、審査側の言葉ではなく経営者が“使える言葉”に翻訳して整理します。

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この記事を読むと分かること
  1. 金利が上がると、銀行は「無理に貸さなくても利益が出る」ため、融資は慎重になりやすい
  2. 2026年に通りやすい会社は ①資金使途 ②返済財源 ③数字と説明の一致 の“3点セット”が揃っている
  3. 落ちやすい会社は ①使途がふわっと ②返済の絵がない ③お金の流れが汚い の地雷を踏む
  4. 対策は難しくない。まず A4一枚メモ+資金繰りの見える化+銀行の言葉で説明 から
相談は無料

元銀行員×融資審査の中枢にて2,000社以上の企業融資を担当してきたプロが、融資調達のサポートします。

特に1,000万円〜数億円規模の高額融資調達に強みを持ち、豊富な経験と知識を活かして、銀行との交渉や資料作成をサポート。
スムーズに、より好条件の融資調達を果たします。

関連記事(こちらもぜひ):銀行がプロパー融資を提案してくる会社こそ「社外CFO」を入れるべき理由とは?

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1. 金利が上がると、銀行が“貸し渋りっぽく”なる理由

「金利が上がる=銀行が儲かるなら、むしろ貸してくれるのでは?」

と思われがちですが、現場では逆の空気が出やすいです。

理由① 既存の融資残高だけで利益が増える

新規融資は、銀行側の手間がかなり重いです。
稟議・面談・資料チェック・格付け・担保評価・条件設定…。

ところが金利が上がると、既存融資の金利も上がり、何もしなくても利益が増える

すると銀行はこう考えがちです。
「わざわざリスクの高い先へ新規で突っ込むより、堅い先を大事にしよう」

理由② 国債など“貸す以外”の選択肢が増える

金利が付く世界では、銀行は「企業に貸す」以外にも、比較的低リスクの運用で利回りを確保できます。

結果として、“無理して貸す必要”が薄れる=融資は慎重になりやすい。

理由③ 企業側の返済余力が削られる(ここが直撃)

金利上昇で支払利息が増えると、同じ売上・同じ利益でも、返済に回せるお金(返済余力)が減る

銀行が最終的に見たいのは社長の語る夢よりも、「返せるか」なので、当然審査は慎重になります。

2. 2026年に“融資が通る会社”の共通点(結論:3点セット)

銀行が安心するのは、次の3点が揃っている会社です。

  1. 資金使途がクリア(何に使う金か)
  2. 返済財源がクリア(どこから返すのか)
  3. 数字と説明が一致(話がブレない)

2-1. 資金使途は“ストーリー”より“用途”

「運転資金です」で止まると、銀行の頭の中はこうです。
「運転資金って結局なに? 人件費?仕入?在庫?つなぎ?」

通る会社は、運転資金でもこう言えます。

  • 「売掛入金が2ヶ月後なので、つなぎで〇ヶ月分必要です」
  • 「在庫が増える月があるので、その増加分だけ短期で持ちます」

つまり、お金の動きが絵として見える説明になっています。

2-2. 返済財源は“利益”より“キャッシュ”

「黒字です」だけでは弱い。

銀行が見たいのは、返済に回るキャッシュです。

黒字でも資金繰りが苦しい会社は普通にあります(売掛増・在庫増・設備投資など)。
通る会社はこう言語化できます。

  • 「利益+減価償却で、年間これくらいキャッシュが出ます」
  • 「そこから返済にこれだけ回せます」

2-3. 数字と説明が一致している社長は強い

社長の話が毎回変わると、銀行は一気に不安になります。
逆に、多少業績が弱くても、説明が誠実で筋が通り、数字と一致していれば支援されやすいです。

3. 融資が“落ちる会社”が踏みがちな地雷(3つ)

地雷① 資金使途がふわっとしている

運転資金・設備資金・借換…
言葉だけで押し切ると、金利上昇局面では通りにくくなります。

地雷② 返済のイメージがない(予定トーク)

「売上が伸びる予定です」「なんとか返します」だけだと弱い。
銀行は“返せる根拠”を見たいです。

地雷③ お金の流れが汚い(不透明な科目)

役員貸付金、使途不明の立替、動かない仮払金…。
金利上昇局面は、普段なら突っ込まれないところまで突っ込まれます。

4. 今日からやるべきこと(3つだけ)

① A4一枚メモを作る

銀行が知りたいのはこれです。

  • 何に使う(資金使途)
  • いくら必要(内訳)
  • どう返す(返済財源)
  • いつまでに(期間)

これがあるだけで、相談が一気にスムーズになります。

② 資金繰りの“山谷”を見える化する

完璧な資金繰り表じゃなくてOK。
まずは月次の入金・出金の山谷を見える化。
銀行は“未来の不安”が嫌いなので、未来が見える会社は強いです。

③ 銀行の言葉で説明する

「未来がワクワク」より
「売上の根拠→粗利率→固定費→返済」
この順番で話す。相手の土俵で話すと通りやすくなります。

まとめ|2026年の分かれ目は「金利」ではなく「準備」

金利上昇で融資の空気は変わります。
ただ本質は、金利そのものより、準備不足がバレやすくなること。

通る会社は「資金使途・返済財源・説明の一致」。
落ちる会社は「ふわっと・返済の絵がない・お金の流れが不透明」。

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参考記事:ホンマル株式会社はどんな会社? 銀行融資調達サポートと月額制「社外CFO」の実力を徹底解説

  • ✅ 対応地域:全国OK(Zoom・電話対応可能)
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この記事を書いた人

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代表コンサルタント・村松

銀行・本部審査部門にて2,000社以上の企業融資に携わってきたキャリアを持つ代表コンサルタント。銀行の融資営業・審査業務の両方の実務経験。豊富な知見を活かし「お客様の結果(銀行からの融資調達)にコミット」できます。経営者の方々の、事業繁栄につながる情報を発信します。