
【決算書は“銀行へのラブレター”だ】信頼を勝ち取る会社がやっている“たった3つ”の習慣
この記事は約6分で読めます。
- 銀行が決算書で本当に見ているのは「数字」ではなく「経営者の姿勢」
- 決算書を“信用構築の武器”に変える3つの習慣を解説
- 「補足資料を添える」「銀行向けに整形する」「対話ツール化する」
- 社外CFO(最高財務責任者)は“数字を翻訳して信頼に変える”プロフェッショナル
- 決算後の“ひと手間”が、次回の融資条件を左右する
大口融資調達のご相談はお任せください!
私たちは、1,000万円以上〜最大100億円規模の大口融資調達の豊富なノウハウを持っており、元銀行員の視点から、銀行との交渉や書類作成を徹底的にサポートします。
特に、大口融資の調達においては、細かな計画や銀行への信頼性のアピールが不可欠です。
当社では、銀行融資審査のプロフェッショナルが、企業の財務状況や事業計画をしっかりと分析し、最適な形で銀行へアプローチするお手伝いをいたします。
導入──決算書は「融資の書類」ではなく「信用の告白文」

「決算書を税理士がまとめて、そのまま銀行へ提出して終わり」
多くの中小企業ではこれが通例です。
しかし、元銀行審査官として断言します。
決算書は“企業から銀行へのラブレター”です。
その中には
- 数字に込められた経営判断
- 経営者の誠実さ
- 事業の成長ストーリー
が映し出されています。
銀行が“読んでくれるか”ではなく、“読ませる努力”をしているか。
ここに、銀行との信頼関係を築ける企業と、そうでない企業の差が生まれます。
今回は、銀行が読みたくなる決算書に共通する「3つの習慣」をお伝えします。
過去の関連記事:銀行・信金に決算書を提出するときの注意点7選|資金繰り表・3年計画で“未来”も見せる
銀行が決算書で見ている“ホンネ”のポイントとは?

銀行員が決算書で見るのは「決算書」そのものではなく、その裏にある経営の意思です。
以下の観点が特に重要です。
横スクロールください →→
| チェック項目 | 銀行が読み取ろうとしていること |
|---|---|
| 売上・利益の推移 | 業績が安定しているか。波があるなら理由を説明できるか? |
| 自己資本比率 | 財務体力・持続可能性。赤字が続いていないか? |
| 流動比率・手元資金残高 | 短期返済能力。資金繰りに無理はないか? |
| 借入の推移と構成 | 借入に依存しすぎていないか。新規融資に上乗せできる余地は? |
つまり、銀行は決算書を「企業の信頼力を測るモノサシ」として見ています。
だからこそ、“数字の背景”まで伝える工夫が重要です。
信頼を勝ち取る“決算活用の3つの習慣”とは?

01|決算書に「補足説明資料」を添える習慣
単なる数字ではなく、「理由」と「対応策」を整理しましょう。
2〜3枚でもいいです。とにかく補足説明資料を口頭ではなく、資料として添えることが大事です。
- 売上・利益の変動要因や、今期の戦略、来期の方向性などを2~3枚に整理
- 税理士任せの無機質な数字では伝わらない“経営者の想い”を補完する
- 例えば:
- 売上が減った理由と、その対応策
- 利益率改善の取り組みと結果
- 新規事業の初期投資による赤字の説明 など
これだけで銀行は「説明責任を果たす会社」と評価します。
決算書に“ストーリー”を添えるだけで印象が劇的に変わります。
参考記事:銀行・信金に決算書を提出するときの注意点7選|資金繰り表・3年計画で“未来”も見せる
02| “金融機関向けのPL・BS整形”を意識する習慣
- 税金対策で戦略的に利益を圧縮した場合、銀行には“別の姿”で説明が必要です
- 銀行は「実質的な稼ぐ力」を重視しており、
- 交際費・代表給与・短期償却などの調整後営業利益
- 実質自己資本比率の再計算
などを提示すると、格段に理解が深まります。
財務資料を“戦略的に翻訳”して見せる力=銀行との信頼構築の基盤になります。
03|決算書を“提出”ではなく“対話の材料”にする習慣
- 決算が出たら、すぐに銀行へ自分から面談アポを取る
- 「提出」ではなく「説明」することで、銀行担当者の印象が大きく変わる
- 実際、銀行内部では「数字を説明できる社長=“安心感がある”」と評価される
- 結果的に次回融資の際にも前向きな提案が得られるケースが多いのです。
融資の審査は、資料の厚さより“対話の深さ”で決まります。
\ 銀行が何を考えているかわからない?銀行との関係性にお悩みなら /
お問い合わせフォームから、どんなお悩みでもお気軽にご相談ください!
社外CFOは“決算を信頼に変える翻訳者”

こうした取り組みを経営者一人で行うのは難しいのが現実です。
そこで力を発揮するのが「社外CFO(財務顧問:Chief Financial Officer)」です。
社外CFOは、
- 決算説明資料の作成
- 金融機関向け財務整理
- 銀行面談用のシナリオ設計
- を通じて、決算書を「単なる“結果報告”」から「“信用構築ツール”」に変換します。
数字の“翻訳者”がいる会社は、銀行からの信頼の深度が違います。
参考記事:【徹底解説】銀行融資に特化した社外CFOサービスとは?メリットと導入の流れ)
\ 計画書の作成に不安がある場合は専門家にお任せ /
当社では事業計画書のテンプレート提供から個別コンサルティングまで行っています。
詳しくはこちら
まとめ──銀行との信頼関係は“決算後のひと手間”で決まる

数字はウソをつきませんが、数字だけでは会社の本質は伝わりません。
だからこそ、“伝える工夫”が会社の信用力を分けます。
決算書を提出する“だけ”の会社と、決算書を使って“語る”会社。
この違いが、数年後の融資条件・金利・評価を分けます。
銀行に“伝わる決算書”を作りたい経営者へ
ホンマル株式会社では、
- 金融機関提出用の「決算補足資料」の作成
- 決算説明ロジック構築サポート
- 社外CFOとしての面談同席・銀行対応支援
などを通じて、決算書を戦略的に活用する仕組みをご提供しています。
お問い合わせはこちら
- メール:muramatsu@honmaru.jp
- お問い合わせフォーム:こちらから

1億円以上の難易度の高い
大口の融資調達に対応!
元大手銀行×融資審査部にて2,000社以上の融資に携わった
プロがサポート!
【毎月5組限定・ご相談受付】