銀行員の「第二のキャリア」としてのホンマル｜未来の仲間へ
なぜ今、「一緒に働く人」の話をするのか
最近、こんな話を耳にしました。
「ムラマツくん、YouTubeやってるらしいよ。」
元・古巣の銀行、しかも本部融資審査部あたりで、どうやら私の活動がちょっとした話題になっているようです。
正直、もう少しチャンネル登録者数が増えてからバレたかった…という本音はあります（笑）が、いずれ知られるものだと思っていたので、驚きつつも「来るべきタイミングが来たか」という感覚もあります。
きっと感想はバラバラです。
- 「面白いことやってるな」と感じてくれる人もいれば
- 「何やってんの？」と首をかしげる人もいる
- 中には「ムラマツができるなら、オレにもできるかも」と思う人もいるはずです
ただ一つ言えるのは、
私は銀行という枠の“外側”に出たからこそ、
銀行と企業の橋渡し役としてできることが一気に増えた、ということ。
そして今、その仕事を一緒にやってくれる未来の仲間が、必要だと本気で考えています。
このページは、「今すぐ採用します」という求人広告ではありません。
もっと長い目線で、
「いずれホンマルで一緒に仕事をするかもしれない人」に向けたラブレター
のようなつもりで書いています。
銀行の「内側」で感じていた、あのモヤモヤ
私は銀行で、支店・本部審査とあわせて2,000社以上の融資審査に関わってきました。
もちろん、銀行の仕事には誇りもありました。
ですが、年数を重ねるほど、こんなモヤモヤが大きくなっていきました。
- 「この社長、本気で頑張っているのに、決算書では伝わらないな…」
- 「ここをこう直せば、もっと通しやすい案件になるのに」
- 「稟議書の書き方やロジックを少し変えるだけで、結果が全然違うのに」
でも、銀行員としてできることには限界があります。
- ノルマや収益目標
- 行内のポリティクス
- 「この案件、うちのバランス的に今は取りづらい」という事情
そんな「大人の事情」の前で、“本当にやりたい支援”と“組織としてできること”のギャップに、少しずつ息苦しさを感じるようになりました。
「もっと企業側に踏み込みたい。銀行の論理もわかったうえで、社長の“味方”として支えたい。」
その延長線上に、ホンマル株式会社があります。
ホンマルがやっていることは、「融資仲介」ではありません
ホンマル株式会社の仕事を一言で言うと、
銀行の審査目線 × 中小企業の財務戦略＝“銀行に通しやすい事業と決算”を一緒につくること
です。
よくあるのが「融資仲介業」のイメージです。
- 「○○銀行をご紹介します」
- 「うち経由なら金利○％で借りられます」
そういう世界観とは、少し距離を置いています。
ホンマルがやっているのは、あくまで財務コンサルティングです。
- 決算書・試算表・資金繰り表を徹底的に読み解き
- 「どこをどう整えれば、銀行が理解しやすいか」を設計し
- 事業計画・投資計画・返済計画までを一連でつくり
- 社長と一緒に「銀行にとって納得感のある説明」を組み立てる
銀行にとっても「話が通じる第三者」として、企業にとっても「銀行のツボを押さえてくれる参謀」として、両方から信頼される“橋渡し役”を目指しています。
事前の一手は、事後の百手に勝る
私は仕事の中で、よく
「事前の一手は、事後の百手に勝る」
という言葉を使います。
- 業績が悪化してから、慌ててリスケや追加融資をお願いする
- 決算が出てから、「銀行がどう見るか」を考え始める
これは、いわば「事後の百手」です。
本当は、
- 設備投資の前に、投資回収と返済年数を整理しておく
- 決算が確定する前に、銀行評価を意識したPL・BSの着地を考える
- 新規事業に踏み込む前に、「銀行から見て筋が良いか」をチェックしておく
こうした「事前の一手」を打てる社長ほど、長期的に見て財務は安定し、銀行からの信頼も積み上がっていきます。
ホンマルの仕事は、まさにこの「事前の一手」を設計し、一緒に実行することです。
そして、将来一緒に働く仲間にも、この感覚を何より大事にしてほしいと考えています。
こんな「モヤモヤ」を抱えている人と、一緒に仕事がしたい
特に、こんな方にはホンマルの仕事がしっくり来ると思います。
元銀行員・現役銀行員のあなたへ
- ノルマと本音の間で、いつも違和感を抱えていた
- 「この案件、本当はこう整理すれば通るのに…」と心の中で思っていた
- 稟議書を書くとき、数字の整合性だけでなく「ストーリー」も気になっていた
- もっと1社1社に深く入り、長期的に付き合いたいと感じていた
- 「転職＝別の銀行・別の金融機関」しか選択肢がないことに、うっすら息苦しさを感じている
会計事務所・コンサル会社で働くあなたへ
- 決算・税務だけでなく、「銀行から見たときの決算」に興味がある
- 顧問先の社長から、融資や金融機関対応の相談を受けることが増えてきた
- 自分の専門分野（会計・税務）を活かしつつ、財務・金融の視点も広げたい
- 顧問という立場にとどまらず、社外CFO的な役割にチャレンジしてみたい
共通して大事にしたい価値観
ホンマルで一緒に仕事をするなら、スキル以上に以下の価値観を重視したいと思っています。
- 「数字の奥にいる社長と従業員」をちゃんとイメージできること
- 目の前の1件の融資より、その会社の5年・10年後を一緒に考えられること
- 銀行を敵にせず、「事情をよく知るパートナー」として尊重できること
- 派手さよりも、“効く一手”を地味に積み重ねられること
- 守秘義務・コンプライアンスを「当たり前の前提」として徹底できること
このあたりにピンと来るなら、きっとホンマルの仕事は楽しいはずです。
ホンマルでの「働き方」のイメージ（今〜中長期）
現時点（2025年）で、ホンマルはまだ小さな会社です。
代表である私・村松が、社外CFO・財務コンサルを中心に動きつつ、YouTube・ブログ・セミナーなどの発信も自ら行っています。
だからこそ、採用のイメージも“いきなり正社員を大量採用”ではありません。
① 副業・業務委託でのスポット参画
- 元銀行員・元信金職員・会計事務所経験者などが、特定の案件の一部をサポート
- モデル作成や調査・資料作り
- 資金繰り・プロジェクトのモニタリング
- 完全リモート・時間帯も柔軟に調整
② プロジェクト単位の「パートナーCFO」
- 特定クライアントに対して、数ヶ月〜1年単位で並走する
- 複数名のパートナーで1社を支えるスタイルもあり得ます
③ 将来的なコアメンバー・幹部候補
- 事業が拡大したタイミングで、「ホンマルの中核を担うメンバー」としてジョインする選択肢
- 拠点展開（東京・大阪など）を見据えたエリア責任者的なポジションも、中長期的には視野に入れています
もちろん、現職の就業規則や守秘義務を最優先します。
「今すぐ辞めて来てください」という話ではまったくありません。
むしろ、
- 「銀行員のまま」「会計事務所勤務のまま」
- 将来のキャリアの選択肢としてホンマルを頭の片隅に置いておく
そのくらいの温度感からのスタートで、ちょうど良いと考えています。
守秘義務・コンプライアンスについてのスタンス
YouTubeやブログで発信していると、どうしても
「元銀行員が、機密情報をしゃべっているのでは？」
という不安を感じる方もいるかもしれません。
ここは明確にしておきたいのですが、ホンマルでは
- 過去の勤務先を含む金融機関の内部機密情報
- 個人や企業が特定されるような守秘義務に抵触する情報
は、一切扱いません。
YouTubeやブログでお伝えしているのは、
- 教科書的な知識でもなく
- 特定行のマニュアルの暴露でもなく
- 「2,000社以上の審査経験から抽象化した、“考え方”と“見方” です。
一緒に仕事をする仲間にも、ここは絶対に共有したい前提です。
- 古巣をリスペクトすること
- クライアント企業の情報を何よりも大切に扱うこと
- 「ギリギリ攻める」のではなく、「安心して長く続けられる」働き方を選ぶこと
これは、ホンマルで働く上での最低ラインだと考えています。
「ホンマルで働く」というキャリアに、少しでも興味がわいたら
ここまで読んで、
- 「いつか銀行を出るなら、こういう仕事も良いかもしれない」
- 「社外CFOというキャリアに、ちょっとワクワクした」
- 「ムラマツの考え方には共感するところが多い」
と感じていただけたなら、うれしいです。
今すぐの積極的な採用募集は表向きしていませんが、「未来の仲間候補」としてゆるくつながっておくことは、とても大事だと思っています。
まずは、発信を覗いてみてください
動画や記事の中に、「自分ならこう説明する」「ここをもっと深掘りしたい」と感じるポイントがあれば、それはホンマルの仕事に向いているサインかもしれません。
一度話してみたい方へ
「将来のキャリアの選択肢として、ホンマルの話を聞いてみたい」そんな方は、下記から気軽にご連絡ください。
- お問い合わせフォーム：公式サイト内「お問い合わせ」ページ
- メール：info@honmaru.jp
その際、本文に一言、
「採用・キャリアの相談の件」と書いていただけると分かりやすいです。
履歴書も職務経歴書も、最初からは不要です。
まずはオンラインで30分ほど、ざっくばらんにお話しできれば十分だと思っています。
銀行の看板を離れても、
銀行の“中身”を知っているからこそできる仕事があります。
事前の一手は、事後の百手に勝る。
この考え方に胸が少しでも熱くなる方と、いつか現場で肩を並べて仕事ができる日を、楽しみにしています。
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