他人と比べない経営が強い会社をつくる|“ひたすら自分に集中する”経営者が成功する理由

他人と比べない経営が強い会社をつくる|“ひたすら自分に集中する”経営者が成功する理由

他人と比べない経営が強い会社をつくる
〜“ひたすら自分に集中する”経営者が成功する理由

この記事は約4分で読めます。

普段の記事テイストと違い「経営者のマインドセット」に関する記事です。

早速!この記事の要約・ポイント
  1. 他人と比べず「自分に集中する経営者」が最も成長しやすい?
  2. 健全な自己信頼こそが、リーダーシップの本質
  3. 他者を尊敬し、取り入れる柔軟性がある人は強い
  4. 成功する経営者は「意識の矢印が内側」に向いている

はじめに:「比較疲れ」の時代に、問われる“集中力”

銀行融資の「裏技」とは?見えない信頼づくりが実はカギ

今の時代、SNSやニュースで他社の業績・成功事例・採用状況が次々と目に入ってきます。

  • 「あの会社は〇〇億の資金調達をしたらしい」
  • 「同業者がすごい成長スピードで拡大している…」

そんな情報を見て、焦ったことはありませんか?

でも、本当に成果を出している経営者は、他人の動向よりも「自分の軸」に集中している
それが、私が2,000社以上の経営支援や融資調達をサポートしてきて、強く感じている真理です。

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他者と比べない経営者がなぜ強いのか?

「節税すると融資を受けにくい」は本当なのか?

01| 「嫉妬」や「焦り」はノイズでしかない

他者との比較から生まれるのは、たいていが「嫉妬」か「焦り」です。
冷静な判断よりも、「自分も何かやらねば!」という短絡的な動きになりがちです。

▶ 具体例

「A社は資金調達に成功して、社員を30人に増やしたらしい。うちも何かやらないと…」
→ こうして、本来不要な採用計画や無理な投資に走ってしまう企業も少なくありません。

でも、本当に伸びている会社は、

「A社はA社、うちは今、地盤を固める時期」と割り切り、地味でも戦略的な一手に集中しています。

02| 「健全な自己陶酔」が行動の原動力

“自己陶酔”というとネガティブに聞こえるかもしれませんが、ここで言うのは「自分を信じ抜く力」です。

  • 自分のビジョンを疑わない
  • 会社の強み・事業に誇りを持つ
  • 誰にどう言われようと、コアを貫く

▶ 具体例

たとえば、飲食業でコロナ禍に業績が厳しくなった時。
多くの店舗が閉店・縮小を選ぶ中、

「うちは“産地直送と職人技”にこだわりたい。デリバリーや通販でも、この世界観は届けられる」

と軸をぶらさず、SNSやECで新規展開。
結果的に、コロナ後も新規顧客が増え、売上回復どころか拡大した事例があります。

これは自分の信じた道を貫いた“健全な自己陶酔”の力が大きい例です。

03|「他者へのリスペクト」があるから、孤立しない

自分に集中している人は「他者を無視する」のではありません。
むしろ、他者を尊敬し、良い部分を柔軟に取り入れる姿勢があります。

  • ライバル企業の強みを素直に認める
  • 社員・取引先の声を取り入れる
  • 成功者の考え方を参考にしつつ、自分なりに咀嚼

▶ 具体例

たとえば、競合の展示会やセミナーに参加した際、

「正直うちより優れてるな…でも素直に学ぼう」と捉えられる人と、
「こんなの大したことない」と否定する人。

長い目で見れば、前者の方が人脈も情報も増え、“学びながら進化する柔軟さ”を持っているため、圧倒的に強いです。

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このマインドは、なぜ資金調達や経営判断にも効くのか?

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01|銀行から見た「自信ある経営者」の共通点

銀行で本部審査にいた私の経験から見ても、
「この案件、通しやすいな」と感じる社長には明確な共通点があります。

  • 他人の動向より「自社の戦略」に集中している
  • 自社の状況を客観的かつ前向きに話せる
  • 経営判断の軸が一貫していて、ぶれない

こうした経営者は、融資審査でも非常に信頼されやすいのです。

02| 投資判断も“比較”ではなく“確信”から生まれる

設備投資、新規出店、新サービスの導入――。
経営者が大きな意思決定を迫られる場面は多いですが、そこで他社を気にしすぎると判断が鈍ります。

一方、成果を出す経営者は、

  • 「今のうちに〇〇を整えておかないと将来困る」
  • 「これが自社の持続的な強みになる」

といった“中長期的な視点での確信”をもとに意思決定しています。
それは、結果的に成功確率が高い投資行動につながっていくのです。

03| 「自分に集中する力」はチームにも波及する

経営者が他社ばかり気にしてブレていると、社員も不安になります。

逆に、

  • 「自社の今やるべきこと」に集中していて
  • 周囲の変化にも柔軟に反応しつつ
  • 落ち着いて物事を判断している

そんな社長のもとには、「安心感」が生まれます。
この安心感がチームを安定させ、結果として実行力の高い組織に育っていくのです。

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参考記事:銀行・信金に決算書を提出するときの注意点7選|資金繰り表・3年計画で“未来”も見せる

まとめ:本当に強い経営者のスキルセットとは?

改めて、この記事のエッセンスをまとめます。

✅ 成長する経営者のマインドセット3選

  • 他者と比較せず、自分に集中する
  • 自分の道と力を信じる“健全な自己陶酔”
  • 他者を尊敬し、取り入れる柔軟性

これらは一見「ソフトスキル」に見えるかもしれませんが、
経営・資金調達・採用・意思決定のすべてにおいて、最重要スキルです。

あなたがこうした視点を持ち続けられれば、
事業のブレは減り、判断に確信が持てるようになるでしょう。

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この記事を書いた人

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代表コンサルタント・村松

銀行・本部審査部門にて2,000社以上の企業融資に携わってきたキャリアを持つ代表コンサルタント。銀行の融資営業・審査業務の両方の実務経験。豊富な知見を活かし「お客様の結果(銀行からの融資調達)にコミット」できます。経営者の方々の、事業繁栄につながる情報を発信します。